MENU

渡米してまだ3年の私がアメリカで子宮頸がんの手術を2回もした話 その1

ハローさい! ぽん子です。

お久しぶりです。しばらく他のことが忙しくて更新が止まってしまいました。

今回は在米3年目にも関わらず、すでに2回もアメリカで手術をした私の体験記をお話しようと思います。私は子宮頸がんの高度異形成のために手術を受けました。人生で初めての手術なのに、それが渡米直後のアメリカ。しかも色んな事情で付き添いもなしで乗り切り、人生のレベルが1つ上がったような私には大きな出来事でした。もしかしたら誰かのお役に立てるかもしれないので出来るだけ細かくお伝えできるように頑張ります。

長くなりそうなので3回に分けてお届けいたします。

最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

目次

子宮頸がん検査について

※ 実はちょうど最近HPVが陽性になった友人から相談を受けて、アドバイスするにあたり情報を色々整理していたら、私もきちんと理解していない部分があったので、これを機に調べたことをブログに載せようと思いこの部分を後日、追加しました。

これまでに検査したことある方もない方もいるとおもいますが、知識共有として検査について私が理解した範囲で説明しますね。頭の隅にでもこれを覚えておくと、もしHPV陽性や、要経過観察と診断されても不安が軽減されると思います。

まず、子宮頸がん検査には主に3つの種類があります。

  • 細胞診(Pap smear)
  • HPV検査
  • コルポスコピー検査(Colposcopy)

そしてこの検査をどういったタイミングで受けるのかが、少し分かりづらく文字で説明しているWEBサイトが多かったのですが、鶴川台ウィメンズクリニックさんのHPで説明していたものが一番わかりやすかったのでお借りしました。

あわせて読みたい
徹底解説!子宮頸がん3・検査結果をしっかり理解する|町田市鶴川の産婦人科|鶴川台ウィメンズクリニック 徹底解説!子宮頸がん3・検査結果をしっかり理解する。町田、鶴川、柿生、新百合ヶ丘からお越しいただいてます。産婦人科なら【鶴川台ウィメンズクリニック】へ。婦人科は...

※ 私が調べたところによると、日本ではほとんどの場合、まずは細胞診のみの検査をするそうです。その後必要であればHPV検査に進むのだとか。一方でアメリカでは細胞診とHPV検査を同時に行うことが多いのだそうです。

検査結果から細胞のレベルによって、経過観察をするかどうか、さらに詳しい検査(コルポスコピー検査)を必要とするかどうかを判断されます。

こちらがその細胞のレベルを判断するベセスダシステムの分類になります。

こちらのベセスダシステムの分類は、Medical Noteさんからお借りしました。

https://medicalnote.jp/contents/210121-003-SU

私の場合、経過観察になったときに病院からは「定期的に検査してね」くらいでこのレベルについて詳しく説明されることがなく、渡された検査結果をもとに、自分で調べたところ、このベセスダシステム分類のことを知ったのでした。

これらの検査結果によって、今の自分の細胞がどのレベルにあるのかをご自身で把握しておくことが一番重要だと思います。

記録がもう手元にはないのであくまで私の記憶ベースですが、再検査になりだした数年はベセスダシステム分類と呼ばれる中のASC-USだったと思います。しばらくはHPVも陰性でしたが、数年経ちHPVが陽性になり、もう一つの検査であるコルポスコピー検査(Colposcopy)も受けるようになりました。そのうちベセスダシステム分類のHSILになり、その中でもクラスIIクラスIIIaを行ったり来たりするようになり、最終的にがんになる手前のクラスIIIbとなりました。

最初に再検査と診断されてから手術が決定するクラスIIIbになるまでは約8年でした。

ちなみに、体調の変化、おりものの変化などの自覚症状といったものは全くありませんでした。まだ癌になっているわけではないので自覚症状はほとんどのケースで出ないようです。

渡米直前!手術が必要と判明。病名:子宮頸がん高度異形成

ぽん子は30歳を過ぎたあたりから毎年受ける会社の健康診断で、いつも子宮頸がんの検査が要再検査・要経過観察と診断されていました。そのため、最低年に一度、時には半年に一度子宮頸がんの検査を受けつつ異常な細胞のレベルが悪化してないことをチェックしていました。

私は長年、日本で勤めていた会社の健康診断のオプションで上で説明した、細胞診(Pap smear)と、HPV検査の両方を毎年受けていました。勤めていた会社では、ある一定の金額までのオプション代も会社が負担してくれていたので、特に深く考えずにオプションを付けていたのですが、今思えばそれはラッキーだったんだなと実感しました。

渡米する前もギリギリまで会社に在籍していたこともあり、人間ドッグを受けてこれまで通り健康に問題がないことを確認して安心して渡米する、という予定でした。

ところがどっこい、いつもの子宮頸がんの結果が細胞の異常レベルがあがってしまい手術が必要ですと医師に言われました。しかしその時はもう渡米1か月前。手術ができる最短の日でも渡米する予定の1週間前。

ぽん子

飛行機のチケットもすでに買っていたし、なにより渡米後すぐに大学に通う予定ですべての手続きをしていた私には、渡米の日程を変更するのはとてもじゃないけど現実的じゃなかったのです。

幸いにも緊急で手術しなければいけないというものでもなく、なるべく1年以内には受けたほうがいいよとお医者さんからアドバイスをもらったことと、渡米後に加入する保険で自己負担は無料で手術が受けれることも分かったので、アメリカで手術することを決意したのでした。

ぽん子

このときお医者には紹介状のようなものを英語で発行してもらいました。
この紹介状、英語だからということもあって3千円位手数料も取られた上に1週間も待たされた…。そしてその内容は後々「I recommend for her to get LEEP surgery」であったことを知る。
え?1週間も待たせて、3千円払って内容これだけかーいって思ったよね笑
ま、シンプルでいいか。

婦人科のアポイントメント

アメリカでは受診したい診療科にすぐ行くことがほとんどできないようです。まずは主治医(Primary Care Physician / PCP)と話し、専門的な治療が必要と判断されれば専門医(Specialist)への紹介状を貰って受診することができます。(医療制度についてはまだ勉強中のため人や保険によって異なる場合もあるかもしれませんがその辺は目を瞑っていただけると助かります汗)

私は渡米ギリギリまで仕事をしていたこともあって(言い訳w)渡米前にそういった基本的な事を全く下調べしていませんでした。そのため、この仕組みを理解していなかったので主治医への予約をするだけにも時間がかかり、ぽん太とも中々揉めました笑 

ぽん子

主治医の予約に際してぽん太の会社の保険を使うためにIDを作らないといけないのですが、これがまたアメリカらしく、全然うまくいかなかったことも時間がかかった大きな要因でした笑 この話については長くなるのでいつか話せたらと思います。

そして主治医との診察は至ってシンプルで、日本で3千円を払ってゲットした紹介状らしきものを渡して、これまでの病歴などを話して、「それじゃあ婦人科への紹介状を出すからあとでオンラインで確認して予約を取ってね!」で終了しました。

ぽん子

オンライン上で待てども暮らせどアップデートされないので、再度主治医に電話したり、システムのヘルプデスクに電話したりでトラブル続きでした。もうね、笑うしかないくらいアメリカの洗礼を受けてた笑

いくつかの婦人科を提案され、その中でも自宅から一番近いところ&早く予約が取れる女医の予約ができました。

驚くなかれ、受診したい婦人科の予約が取れるまでに約2ヶ月かかりました笑 (他に行ったことがないけど、色々調べてみると早いほうだったかもしれない)

いざ、婦人科を受診

婦人科ではすでに主治医から、日本でもらった紹介状の連携がされていたので割と話もスムーズにいきました。(でも念の為持参していた)

紹介状にも子宮頸がんの検査の結果は書いてあったので一応こっちでも、もう一度検査をしようということになり細胞をとられて、その日で手術の日も調整して決定しました。

ぽん子

その際に通訳が必要かどうかも聞かれ、もし使う場合は電話でのサポートになると説明されたけど、私は使わないことにしたよ。

補足> 通訳については友人から、全く英語を話せないなら使ったほうがよいけど、私のように日常会話が出来るのであればむしろ間に人が入って面倒くさくなるのと、ほとんどの通訳がどうせぽん子くらいのレベルだよというアドバイスを貰っていたのでお断りしたのでした。

ちなみに婦人科があるクリニックでは手術はできないのですぐ近くにある総合病院で手術になるという旨の説明を受けたんだけれども、調べるとそれもどうやらアメリカの医療あるあるらしいです。

ぽん子

年齢も年齢だったけど、いちおう将来妊娠したいときの可能性のためにという私の気持ちに寄り添った手術のプランを立ててくれた。

手術までの段取り

手術の1週間前

担当看護師から電話インタビュー(phone interviewといわれたけど日本語でなんていったらいいんだろう?)があり、手術のための説明だったり、病歴やアレルギーなどを改めて確認されました。電話で説明を受けるのは緊張したけれど、Otterのアプリという安定剤もあったし、わざわざ病院に出向かなくていいのは効率的でいいな、と思いました!

アプリOtterについてはこちらの記事にて紹介いたしました

時々、医療英語のような単語もあったため、分からないときはその単語分からないというと、分かりやすい単語に言い換えてくれたりと終始とてもフレンドリーで親切な看護師さんでした。

手術の2日前

まだその当時は一応コロナへの警戒?があったため、手術の2日前にPCR検査を受けることになっていて、前日にその時間を連絡するねと言われていたけど結局その日は全然連絡がなかったので、次の日に確認の電話をするともうやらなくて大丈夫だよ~と言われました。

ぽん子

ポリシーが変わったのかなんなのかは分からない、笑  まぁアメリカっぽいよね

手術の前日

夜ご飯は8時まで、消化に時間がかかるようなワカメなどは食べないでねと言われていたけど、そのほかのことはあまり覚えておらず…。恐らくそんなに制限はなかったとおもいます。

ここまで書いてまだ手術に至らない、笑
でも切りのいいここらへんで今回は締めたいと思います。

今回も読んでくれてありがとうございます。

ではでは、またね~ ばいちゃ。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次