Foster Parents(預かりボランティア)とは?
ぽん子ハローさい!ぽん子です。
みなさん、Foster Parents(フォスター・ペアレンツ)ってご存じですか?
日本では「預かりボランティア」と呼ばれることが多く、タレントのサンシャイン池崎さんが保護猫を世話している姿をテレビで見たことがある方もいるかもしれません。飼い主が見つかるまでのあいだ、一時的にお世話をする存在、それがFoster Parentsです。
今回はFoster parentsをしている、ぽん家の経験と始め方などを共有したいと思います。
長くなりますが、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。


なぜ私たちがFosterを始めたのか
ぽん家は動物好きで、昔はぽん子、ぽん太それぞれ子供のころに実家で犬を飼っていました。いつかはペットを迎え入れたいけど、今はまだ永住地が定まっておらず、いつ日本に帰るかもわからない生活。生き物への責任を考えると、今はペットを迎えるのに適した環境ではないと考えていました。そんなとき、引っ越してきたテキサス州サンアントニオで衝撃の現実を知りました。
サンアントニオの現実と衝撃の数字
- 市のシェルターには 1日あたり約70頭 の犬や猫が持ち込まれている
- 毎年 約4,400頭が安楽死 されている
- テキサス州は全米で 殺処分数ワースト1位
(ぽん子調べ / 地域の公開データを参考)
「Forever Familyにはなれなくても、できることがある」
実際、サンアントニオに住んでみると野良犬や猫を頻繁に見かけますし、NextdoorアプリやRingアプリのご近所さんの投稿でも「犬や猫を保護した」という投稿が毎日のように流れてきます。
この状況を知り、「Forever Familyにはなれないけど、里親が見つかるまでのあいだ手助けはできる」と思い、私たちは猫のFoster Parentsになることを決めました。


Foster制度の魅力
Fosterは、動物にとっては「一時的でも家庭で安心して暮らせる環境」、私たちにとっては「動物の命を支えるパートナーとして関わる経験ができる」仕組みです。もしお互いの環境や性格が合えば、そのまま正式にAdopt(譲渡)することも可能。動物にも人にも優しい、動物にも人にもWin-Winな仕組みだと思います。
また、団体によっては Fosterを経てAdoptする場合に、Adoption Fee(譲渡費用)が割引になったり、時期によっては無料になったりする制度 もあります。
Foster Parentsになるまでの流れ(SAPAの場合)
私たちが利用しているのは、サンアントニオの動物保護団体 San Antonio Pets Alive!(SAPA) です。手続きの流れはこんな感じでした。
1. 公式サイトで情報収集
SAPAの公式サイトにある「心得」「FAQ」「リソース」を確認。流れをざっと把握できます。
2. Foster申請フォームを入力
名前や住所、住まいの環境、家族構成、アレルギーの有無、すでに飼っているペットの健康状態などを記入します。特別に難しいことはなく、正直に答えることが大切です。
3. 承認
私の場合はオンライン申請から1日以内に承認が下りました。
4. Foster候補の動物を選ぶ
Foster待ちの動物のリストから預かる動物を選びます。先着順なので、気になる子がいれば早めに連絡することをおすすめします。


5. 隔離期間(7日間)
お迎えしてから最初の7日間は「隔離期間」。病気の有無を確認し、動物が新しい環境に慣れる時間をつくります。この期間を経て、少しずつ他のペットや家族に慣らしていきます。
6. 里親募集の紹介文と写真を送る
お迎えして3日以内にFoster cat/dogの紹介文と写真をマーケティングチームに提出。里親探しにつながる大事なステップです。(私は大体の言葉を箇条書きにしてChat GPTに作成して貰っています)
※この手続きの流れは私たちが登録した当時の手順なので、現在は変更されている可能性がありますのでご了承ください。


Q&A|実際にFosterしてみてどう?
Q. お迎えする動物は選べるの?
A. 選べます。
年齢・性別・去勢の有無などを確認して希望の子を指定できます。猫は4か月を過ぎるとAdoptされにくくなったり、長くシェルターにいる子は威嚇が多い「Spicy Cat」(シャーシャー猫)や治療中の子もいます。その場合はコーディネーターが事前に教えてくれます。
Q2. どれくらいの期間預かるの?
A. 里親が見つかるまで。
こればかりは未知数です。私たちの場合は、短くて1週間、長くても3か月くらいでした。経験から言うと、写真や紹介文の質でスピードが変わります。全身・顔のアップ・遊んでいる姿・人に抱かれている姿など複数の色んなパターンの写真を用意すると比較的早く決まりやすいです。また、Adoption Eventに連れていくと一気にチャンスが広がります。実際に我が家の1匹目は、イベントで1時間以内に里親が見つかりました。
Q. 外出や旅行はできるの?
A. 基本的に街を離れるのは禁止です。
SAPAではメディカルセンターから30マイル以上離れることは不可。事情があれば他のFosterに一時的に預けられるそうですが、私たちは未経験。朝早く出かけても必ず夜までに戻るようにしていました。犬と猫でルールが少し違う場合もあります。でも突然予定してないことも起こることがあると思うのでその時はSAPAのスタッフに相談すれば大丈夫です。
Q. どうやって里親を探すの?
A. プロフィール掲載とイベント参加の2つがメインです。
1つ目は、紹介文と写真を団体に登録し、団体のホームページに掲載してもらいます。保護団体から里親希望者についての連絡がメールで送られてくるので、性格だったりを説明して日程を調整し、Petco内の面会室などで会います。
2つ目は、毎週のようにあるAdoption Eventに参加する方法。里親希望者が動物と直接会えるので比較的決まりやすいです。
Q. 医療費などの負担は?
A. 一切ありません。
SAPAのメディカルセンターで診察・薬を受けられます。希望すればフードも支給されます。私たちは最初だけ、SAPAであげているフードを貰って、その後は同じものを自分たちで購入しました。
Q. 正直、大変?
A. 思ったより大変ではありません。
もちろん、病院に連れて行ったり、マーケティング用に写真を撮ったりと、時間を作らないといけないこともあるので多少の手間はありますが、猫のかわいさで全部吹き飛びます。責任はありますが、やってみると生活の一部として自然に馴染む感覚です。文字にすると大変そうに見えますが、実際は「家事を文章にしたら長くなる」のと同じです。


Fosterを始めるにあたって掛かった費用は?
恐らくみんなが一番気になるところではないかと思います。
Foster catを受け入れている、ぽん家の購入したものと概算を以下に紹介します。
🐾キャリアー
猫のキャリアーだとソフトタイプが多いですが、去勢/避妊手術で預ける際に、ハードタイプのキャリアーを求められることがあります。我が家は買った後に、折りたためるものがあると知り、そっちを買えばよかったなと思いました。
リンク:
🐾キャットタワー
正直1匹ずつしか受け入れてなかった我が家では大きすぎたと思います。
2,3段くらいのこんな感じのキャットタワーでも十分だと思います。
リンク:
🐾食器と水飲み器
あまり水を飲まない子がいたので途中で買い足しました。フィルターは最初に1つか2つ付いていました。
リンク:
🐾おもちゃ
おもちゃは最初1つでも大丈夫です。自然と増えていきます。Doller treeやダイソーなどでも購入しました。我が家は私が止めないとぽん太が常に新しいものを購入しようと企んでいます(笑)
リンク:
🐾トイレ
初めてのfoster catを迎える時にSAPAの人に相談してこれにしました。シンプルなので手入れも楽で、お迎えする猫の大きさによって2種類の大きさを使い分けています。HEBでも同様のものがお手頃価格で購入できます。
リンク:
🐾猫砂
コスコでセールしていたものを買ったりしてみましたが、消臭のための匂い付きのものは、人間の私たちにも匂いがきつすぎてダメでした。これが一番シンプルで、どの猫も今のところトイレのトラブルはありません。特に子猫などは誤ってかたまりを誤食してしまうことがあるので、Non Clumpingタイプのものを使用しています。
リンク:
🐾爪とぎ
ダイソーでも買えます。衛生面からFoster catが変わるたびに新しいものに交換していました。
爪とぎがうまく使えない子がいたのでそのためにリストの2番目のものを追加で購入しました。
🐾ソファーのプロテクション
すでに年季の入ったソファーだったので、いらないかなと思いつつ付けてますが、やっぱりあったほうが見た目も保てるのでお勧めです。ソファーで爪とぎできないので、ちゃんと爪とぎ用を使ってくれるようになりました。
リンク:
ほぼAmazonで買い揃えました。あくまで概算ですが、私たちが最初に買い揃えた総額は大体150ドル位だったと思います。(追加で購入したものは含めていません)
Foster catだと分かっているのに、可愛くてついつい色々買い足してしまうんですよね(笑)
ところで、「Foster」って人のこと?猫(犬)のこと?
これ、私がFosterをしてていつも混乱してた言葉です。答えは、両方あるようです。私たちのように動物を預かる人は Foster Parents(フォスター・ペアレンツ) と呼ばれます。
一方で、預かっている動物は Foster cat/Foster dog と呼びます。
番外編:Ringworm(白癬はくせん)について
「Ringworm」は皮膚のカビによる感染症で、人にも移ることがあります。私たちも実際に感染しましたが、市販の水虫薬で対処できました。感染がわかってからは毎日消毒(上で紹介したサニタイザーのREScueを使用)や洗濯を徹底し、清潔に過ごすことで対応可能です。小さいお子さんがいる家庭では少し注意が必要ですが、私たちにとっては「ちょっとかゆいなぁ」程度でした。でもぽん子は1か所だけ、対してぽん太は手足に複数個所と広がっていたのでだいぶ個人差はあると思います。
さらに詳しく知りたい方のために
SAPAの公式リンクをまとめておきます👇
- San Antonio Pets Alive!(SAPA)公式サイト
https://www.sanantoniopetsalive.org/ - Foster Program(Foster概要)
https://www.sanantoniopetsalive.org/foster - Foster Resources(心得・FAQ)
https://www.sanantoniopetsalive.org/foster-resources - Foster待ちの猫と犬:
https://trello.com/b/l9ZKnC4s/san-antonio-pets-alive-animals-needing-fosters - Adoption Event情報
https://www.sanantoniopetsalive.org/events
まとめ
Fosterは、やる前は「大変そう」「自分にできるかな」と不安に思うかもしれません。ですが、実際にやってみると想像以上にシンプルで、動物たちからもらえる癒しや喜びの方がずっとずーっと大きいです。
1匹の命を救うだけでも、その経験はきっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
ここまで読んで「ちょっとやってみようかな」と思った方へ。 最後に、ぽん家がこれまでお迎えした Foster cat たちを紹介します🐾
みんな、とっても素敵なForever Familyに出会えました。






最後まで読んでくれてありがとうございます!
では、またね~ ばいちゃ。






